株式会社 安井ハウス
2016年11月18日
ブログ
建物の所有者に法的措置が発生か?
お部屋の更新の際、借主より板塀が傾いているので
どうしたらよいかと質問され、
板塀の補修は貸主が費用負担をするので、
修繕してもらう様伝えますとお話をしました。
例えば、外壁や屋根の一部に通常有すべき安全性を
満たしていない瑕疵があり、そのことが原因となって
第三者に被害を生じさせた場合、建物の所有者や
占有者は工作物責任に基づく損害賠償責任を負います。
仮に、地震などの自然力によって外構部の
構造物の倒壊が生じたとしても、
構造物自体に瑕疵がなければ
そのような事態が生じなかった
(あるいはそこまでひどい状態は生じなかった)と
判断されるようなときは、構造物の瑕疵と
自然力とが競合して損害を発生させたものと
評価し、工作物責任を認めるのが裁判例です。
よって、建物内だけではなく、
外構部・外壁などを定期的に目視・点検を
行なうことをおすすめします。
このような板塀を見ることは少なくなってきました。
ちなみに玄関引戸の枠も木で出来ています。
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