諾成契約とは何ぞや！

～借主の要望を取り入れる内装工事を

してから引き渡しをするお部屋について～

貸主としては契約をしてから工事を始めたいが

借主は引渡状態を確認してから契約を希望。

このままでは平行線のため、

下記のやり取りで行うことに。

①重要事項説明書の取交し＋

賃料の１ヶ月分の支払（受領）

～引渡日が決まり次第～

②契約書締結＋残りの諸費用の支払（受領）

③鍵の引渡し

①終了後に借主がキャンセルする場合、

契約締結前だから、そもそも契約不成立だと

主張される可能性もありますが諾成契約として

成立しているので返金義務は無いです。

但し、揉めないように以下の事を伝えておきましょう

書面での契約は引渡日決定してからとなりますが、

本契約は諾成契約により成立しておりますので

借主都合でのキャンセルが発生した場合は

通常キャンセルと同じ効力が発生しますので

①で受領した礼金や仲介手数料は返金されません。

ですが、礼金や仲介手数料ではなく、

預り金や敷金・保証金では通常契約でも返金します。

つまり、受領する1ヶ月分の内容により、

返金するしないが決まります。